カーナープロダクトマンスリーコラム

畑にまく「種」を食べてはならない!

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「売上げ」をあげることは営業マンの責任です。しかし、数字だけに目が向いて「何がなんでも数字をつくれば良い」「上司に怒られないようにしたいだけ」と考えるとしたら、長期的な成長を願うことはできません。

 

企業に長い目で物事を判断し、長期的な「絵」が見えている人がいない場合、遅かれ早かれ「営業の壁」を経験することになります。モラルは下がり、強引な営業がまかり通ってしまうのです。マネジメントは「売れるには売れる理由」が「売れないには売れない理由」があるということを理解する必要があります。小手先のテクニックや、その場の勢いで乗り切ろうとしてもどうにもならない状態に陥ってしまう前に正確な状況判断を行なうべきなのです。

 

あなたがマネジメント層の役職者であれば、「種をまくべきなのか」「その種を食べるべきなのか」を真剣に考えなければなりません。ややこしいことに、種も実も同じ形をしていることがあるのでので、注意力を働かせ「数字」ではなく「顧客」を見て判断を下さない限り正しい決定を行なうことはできません。

 

目先の利益を追うことで、顧客の信用を失うこともあるのです。目の前にあるからといって「種」を食い尽くす前に、今後数年間を踏まえた営業戦略を構築したいものです。

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