カーナープロダクトマンスリーコラム

「半袖のYシャツを着る人は売れない人?」

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服装と売上げの関連性について考えてみたい。 最近、営業マンの服装を専門に扱うセミナーや書籍も出ているほどこの問題に関する関心は高い。営業マンの服装については、千差万別の考えがあると思う。「良い服を着れば売れる」とか「ラフな服装の方が親しみやすい」とか・・・様々な意見が交わされています。

 

では、本当に関連性があるのだろうか?当社のリサーチでは、服装が顧客の購買意欲に与える影響は購買動機の5%程度に過ぎないという結果がでています。もちろん「だらしがない」とか「汚い」という論外を除いた数字です。この結果を考えると、服装は売上げにはほとんど関係がないように思える。

 

しかし、先日某損害保険会社で5年間ダントツのトップセールスの方がこんなことを言っていました。

 

「半袖のYシャツを着る営業マンは売れない!」

 

一瞬驚くような言葉について、彼はその意味をこう語っています。『なぜ、半袖のYシャツを着るかというと「自分が」暑いから。お客様の中には、半袖のYシャツをきちんとした服装と考えない方もいます。それでも「自分が」暑いというだけの、個人的な理由で半袖を着ると言うことは、日頃のお客様に対する態度や接触も、自分勝手だということです

 

半袖のYシャツの是非は別として、考えさせられる言葉ではないでしょうか?服装は、営業マンのお客様に対する態度や考え方の表れだと言うことです。この言葉からは、顧客の満足を追求するプロ意識を感じます。

 

実際に営業の現場を見てみると、その通りだと痛感します。優秀な営業マンは服装にもしっかりと気を配っていました。高級な服を着ていると言う意味ではなく、良く手入れされた、清潔感が漂う服装をしているのです。汚い服装のトップセールスは見たことがありません。そういった細かい気配りや配慮が、お客様への気配りにつながっているのでしょう。そう考えると、服装と売上げは深い関係があるのかもしれません。

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