カーナープロダクトマンスリーコラム

「我社の常識」は「お客様の非常識」と心得よ

110701

身勝手で、自分のことしか考えない人を友人にしたいと思いますか。自分の都合だけで、回りを顧みない不親切な人と、一緒にいたいと思うでしょうか。そうは思わないことでしょう。人を引き付ける魅力的な人は、親切で、周りの人に対する気遣いに溢れているものです。そのような人とは、ずっと一緒にいたいと思うのではないでしょうか。

 

売れる企業も、同じように顧客を引き付ける魅力に溢れた企業でなければなりません。親切なサービスと顧客主義が、成長企業に共通した価値観であることは言うまでもありません。

 

しかしそれとは逆に多くの企業にとって「企業の理屈」と「顧客の理論」は正反対の場合が少なくありません。例えば、IT企業の中には電話での問い合わせお断り!とばかりにホームページにもパンフレットにも、電話番号が書かれていない会社が幾つも存在します。

 

いくら、お客様がわからないことがあるので電話で質問したいと思っても、「電話での問い合わせは受け付けていない」と軽くあしらわれてしまうのです。顧客の願いと、企業側の考え方の相違が如術に現れた例では無いでしょうか?顧客が、客観的に外部から見て「どう考えてもおかしい」と感じることであっても、社内ではそのことに全く気が付いていない、ということはよくあるのです。社内では当たり前のことであっても、お客様から見ると、不便に感じたり、不快に思ったりする事も少なくありません。

 

あなたの会社は「企業の理屈」だけでお客様に接しようとしていませんか。コスト削減や、効率化を理由に、お客様を振り回してはいませんか?もしそうであるなら、「お客様を見ていない」が為に、お客様から嫌われてしまうのです。そうです、企業の常識は、お客様にとっては非常識なのです。当然の事とはいえ、経営者として、常に意識すべき点ではないいでしょうか。

TRACKBACKS

COMMENTS

コメントは受け付けていません。